目次

  1. なぜ今、台湾なのか
  2. 台湾の食品輸出規制・必要書類
  3. 輸出の手順(6ステップ)
  4. 費用の目安
  5. 台湾のバイヤー開拓
  6. 失敗する原因と対策
  7. よくある質問(10問)
  8. H&Wができること

1. なぜ今、台湾なのか

台湾は日本の食品メーカーにとって、海外展開の最初の一歩として最も現実的な市場です。理由は3つあります。

第一に、日本食への信頼と需要が群を抜いて高い。台湾の消費者は日本の食品に対して「安全・高品質」というブランドイメージを強く持っており、プレミアム価格での販売が成立しやすい市場です。

第二に、地理的・物流的な近さ。日本から台湾は最短2日で届きます。ヨーロッパやアメリカと比べて物流コストが低く、リードタイムも短い。初回輸出のテスト市場として最適です。

第三に、発酵食品への健康意識が高まっている。台湾では腸活・健康志向の波が来ており、甘酒・麹・有機味噌・伝統製法の醤油など、機能性を訴求できる発酵食品のニーズが急増しています。

H&Wの実績

H&Wは2019年に台湾・微風超市(Breeze Super)にて日本食品フェアを開催し、70社以上の日本食品メーカーの台湾初上陸を実現。以来、台湾輸出のノウハウを蓄積してきました。

2. 台湾の食品輸出規制・必要書類

台湾への食品輸出では、輸出側(日本)と輸入側(台湾)それぞれに対応が必要です。

日本側で準備するもの

書類内容取得先
衛生証明書(Health Certificate)食品の安全性を証明検疫所・保健所
原産地証明書日本産であることを証明商工会議所
成分分析表栄養成分・添加物の一覧検査機関に依頼
インボイス・パッキングリスト商取引の基本書類自社作成
繁体字ラベル台湾法規制に基づく表示自社作成 or 外注

台湾側の規制(重要)

台湾は台湾衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)が食品の輸入を管理しています。主なポイントは以下の通りです。

必須対応事項

① 原材料・アレルゲン・栄養成分・賞味期限・製造元はすべて繁体字中国語での表示が義務
② 食品添加物は台湾の認可リストに含まれる品目のみ使用可
③ 輸入時にTFDAの検査を受ける(初回は特に時間がかかる場合あり)
④ 醤油・味噌など発酵調味料は「醬料」として分類され、特定の規定が適用される

3. 輸出の手順(6ステップ)

1

商品選定・価格設計

台湾市場での競合価格を調査し、輸送費・関税・現地マージンを含めた上で利益が出る価格設計をする。原価割れは最大の失敗原因。

2

書類・ラベル準備(2〜4ヶ月)

繁体字ラベル制作・成分分析・衛生証明書取得。ここが最も時間と手間がかかる工程。H&WではAIで多言語ラベルを自動生成。

3

バイヤー・販路開拓(並行)

書類準備と並行してバイヤー交渉を進める。高級スーパー・専門店・ECの3チャネルを軸に提案。

4

物流・フォワーダー手配

小ロットの場合は混載便(LCL)が現実的。フォワーダーの空き枠を活用してコストを最適化する。

5

通関・TFDAの検査(2〜4週間)

台湾側の輸入通関。初回は書類不備による差し戻しリスクあり。書類の精度が重要。

6

棚入れ・販売開始・継続取引へ

初回は試験販売からスタート。売上データを元に次回発注量を調整し、継続取引の関係を構築する。

4. 費用の目安

費用項目目安備考
関税(品目による)5〜17%味噌12〜17%、醤油12〜15%、甘酒5〜10%
物流費(混載便)¥30,000〜¥80,000/便重量・容積による。複数社混載でコスト減
通関・フォワーダー費¥15,000〜¥30,000片道分
繁体字ラベル制作¥30,000〜¥100,000品目数・デザイン複雑度による
衛生証明書等取得¥10,000〜¥30,000品目・検査機関による
成分分析¥15,000〜¥50,000/品目初回のみ

スティーブのひと言

初回輸出の合計コストは品目・数量にもよりますが、50〜200万円程度を見ておくのが現実的です。H&Wの輸出シミュレーターで概算を確認することをおすすめします。

5. 台湾のバイヤー開拓

台湾の食品流通は大きく4つのチャネルに分かれます。

チャネル代表的な店舗・媒体特徴
高級スーパー微風超市・Jason's・city'super日本産プレミアム商品に強い需要。バイヤーへの直接提案が必要
自然食品・専門店主婦聯盟・天和鮮物有機・発酵・無添加に強い親和性。少量から始めやすい
EC・D2Cmomo・蝦皮(Shopee)台湾版在庫リスクが低い。ブランディングより価格競争になりやすい
外食・ホテル台北の高級レストラン・ホテル食材として採用。単価が高く、ブランド価値向上につながる

バイヤーへのアプローチは日本語・中国語両対応の商品資料が必須です。H&WではAIを使って多言語の商品カタログを自動生成しています。

6. 失敗する原因と対策

原因① ラベル不備による通関差し戻し

台湾TFDAのラベル規制は細かく、日本側の感覚で作ったラベルでは差し戻しになるケースが多い。対策:繁体字表示に精通した専門家・AIツールで事前チェック。

原因② 現地価格設定のミス

日本の出荷価格に関税・物流費・現地マージン(30〜50%)を加算すると、現地定価が競合比で高くなりすぎるケースが多い。対策:価格設計は輸出前に必ず試算する。

原因③ バイヤーとの継続関係が築けない

初回販売に成功しても、リードタイムの遅延・在庫切れ・コミュニケーション不足で取引が終わるケースが多い。対策:現地パートナーまたは台湾現地法人を活用する。

原因④ 小ロットゆえのコスト高

単独での混載便はコストが高く、採算が合わないことがある。対策:複数メーカーと合わせて混載し、コストを分担する。

7. よくある質問(10問)

台湾に食品を輸出するのに許可証は必要ですか?

輸出側(日本)に特別な許可証は基本的に不要ですが、台湾側の輸入に際してTFDAへの届出・検査が必要です。繁体字でのラベル表示は必須です。

発酵食品の台湾輸出で関税はいくらかかりますか?

品目によって異なります。味噌は約12〜17%、醤油は約12〜15%、甘酒・米酢は5〜10%程度が目安です。物流費・通関費用を含めた総コストで試算する必要があります。

台湾のバイヤーはどうやって見つけますか?

JETRO・農水省のマッチングプログラム、国際食品展示会(FOODEX等)、現地パートナーを通じたアプローチが主な方法です。言語・商習慣の壁があるため、専門パートナーを活用するのが現実的です。

小ロットでも台湾に輸出できますか?

はい、可能です。ただし単独での混載便手配はコストが高くなります。H&Wでは複数メーカーの商品をまとめて混載することでコストを最適化しています。

台湾の食品ラベルは日本語でいいですか?

いいえ。原材料・アレルゲン・栄養成分・賞味期限・製造元などは繁体字中国語での表示が義務付けられています。日本語のみでは販売できません。

輸出から店頭販売まで何ヶ月かかりますか?

準備期間(書類・ラベル・バイヤー交渉)に2〜4ヶ月、通関・物流に2〜4週間、棚入れ交渉に1〜2ヶ月が目安です。初回は合計4〜6ヶ月程度を想定してください。

AIを使って輸出書類を自動化できますか?

はい。H&WではAIを使った輸出書類の自動生成・多言語ラベル制作・価格競争力診断を提供しています。書類作成にかかる時間を大幅に削減できます。

台湾で売れやすい発酵食品は何ですか?

健康志向が高く、甘酒・麹・有機味噌・伝統製法の醤油の需要が伸びています。特に高級スーパー(微風超市等)では日本の職人ブランドへの関心が高い傾向があります。

発酵食品の台湾輸出で失敗する原因は何ですか?

主な原因は①ラベル不備による通関差し戻し②現地価格設定のミス③バイヤーとの継続関係が築けない④在庫・リードタイムの管理ミスです。

H&Wに相談すると何をしてもらえますか?

輸出書類の作成代行・繁体字ラベルのAI制作・台湾バイヤーへの提案・価格競争力診断・物流手配の最適化・継続的なAI伴走支援を提供しています。まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。

8. H&Wができること

H&Wは2003年創業、台湾輸出の実績を持つ食品ビジネスAIプロデュース会社です。輸出の「面倒なすべて」をAIで引き受けます。

サービス内容
輸出書類 自動生成AIが衛生証明・インボイス・パッキングリストを自動生成
繁体字ラベル AI制作台湾規制に準拠したラベルをAIで高速制作
価格競争力診断台湾現地価格から逆算した最適卸値を提案
バイヤー接続台湾の小売バイヤーへの直接提案・商談代行
混載便 コスト最適化複数メーカーの商品をまとめて輸送コストを削減
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この記事を書いた会社

エイチアンドダブリュー株式会社(H&W)

2003年創業。台湾・アジア向け食品輸出支援を起点に、AIを活用した食品ビジネスプロデュースを提供。2019年台湾・微風超市での日本食品フェアにて70社以上の台湾初上陸を実現。現在はAI × 食品をテーマに、食品メーカーの海外展開・業務自動化・販路開拓を総合的に支援している。